パリオリンピック、レスリング女子53キロ級金メダルの藤波朱理選手。
今回がオリンピック初出場とのことで、これほど強い選手がなぜ東京オリンピックに出ていないのか気になったので調べてみました。
藤波朱理とは
名前 | 藤波 朱理(ふじなみ あかり) |
生年月日 | 2003年11月11日(20歳) |
出身地 | 三重県四日市市 |
身長 | 164cm |
所属 | 日本体育大学 |
競技 | レスリング |
4歳の時、父俊一さん(88年ソウル五輪代表候補)や兄勇飛さんの影響でレスリングを始める。
小学生時代から全国大会優勝など頭角を現し、公式戦では中学2年だった17年6月の敗戦を最後に国内外で連勝を続ける。
2019年には父親がレスリング部監督を務める三重県立いなべ総合学園高等学校へ進学し、快進撃を続ける。
2022年、日体大入学を機に父と東京で2人暮らしを始め、二人三脚で五輪の頂点を目指す。
2024年8月、パリオリンピックレスリング女子53キロ級で金メダルを獲得。
吉田沙保里さんを超える連勝記録
オリンピック3連覇の「霊長類最強」と言われた、吉田沙保里さんの119連勝を19歳で超えています。
パリオリンピック優勝で、公式戦の連勝記録を137に伸ばしました。
東京五輪に出ていない理由は年齢制限
藤波朱理選手が東京オリンピックに出場できなかった主な理由は、年齢制限によるものです。
そもそも、オリンピック自体には年齢制限はありません。
ただし、それぞれの国際競技団体(IF)が競技規則で定めている場合はIOC理事会の承認によって制限を認めています。
つまり制限しているのはオリンピックではなく、各競技団体ということです。
レスリングに関しては、東京オリンピックの代表選考である「2019年の全日本選手権」への出場資格が翌年の2020年で18歳というものだったため、2003年生まれの藤浪選手は2020年時点で17歳となり、条件を満たしておらず代表選考に出場できなかったのです。
年齢制限により五輪に出れなかった主な選手
2006年トリノ冬季五輪での浅田真央(フィギュアスケート女子)
この時の浅田選手は、国際スケート連合(ISU)の規定で出場ができませんでした。
前年の7月1日時点で15歳になっていることが出場の条件で、9月25日生まれの浅田選手は3か月ほど足りませんでした。
2018年平昌五輪での紀平梨花(フィギュアスケート女子)
前述の浅田選手同様、国際スケート連合(ISU)の規定で出場ができませんでした。
7月21日生まれの紀平選手は、わずか21日足りなかったのですね。