塩野瑛久とは
名前 | 塩野 瑛久(しおの あきひさ) |
生年月日 | 1995年1月3日(29歳) |
出身地 | 神奈川県相模原市、生まれは東京都 |
職業 | 俳優 |
所属事務所 | LDH JAPAN |
中学卒業後、高校には通わず実家のクレープ屋の手伝いをする。
店の客と母親の勧めで、2011年に開催された第24回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストに応募し、審査員特別賞およびAOKI賞を受賞。
2012年芸能界デビュー。
2013年から放送された、特撮ドラマ『獣電戦隊キョウリュウジャー』でキョウリュウグリーン(立風館ソウジ役)を演じたことで広く知られるように。
この役で、アクションと共に存在感を示し、特撮ファンの間で人気を博した。
2017年、オスカープロモーションの「男劇団 青山表参道X」のメンバーとなり、副リーダーに就任。
2021年2月末をもって男劇団 青山表参道Xを退団。
2022年、劇団EXILEに加入。
2024年、オーディションを経て初の大河ドラマ「光る君へ」に一条天皇役で出演。
ドラマでは自身が演奏した龍笛の音が使われるシーンもあり、大河ドラマでは初めてのことだった。
龍笛について
龍笛は、雅楽で用いられる横笛の一種で、その美しい音色から「天と地の間を飛翔する龍の鳴き声」とたとえられています。
形状と構造
龍笛は、7つの指穴と1つの吹き口を持つ竹製の笛で、全長約40センチメートルほどの大きさです。
指孔の部分は、音を柔らかくするためと持ちやすくするために加工されています。
外側は黒漆で塗られており、内側には赤い漆が塗られています。
雅楽に使われる他の笛(篳篥や笙)に比べて高い音域を持ち、透明感のある音を出します。
音色と役割
龍笛の音色は、非常に澄んだ美しい高音で、天に昇る龍を象徴すると言われています。
雅楽の楽器の中では広い2オクターブの音域を持ち、低い音から高い音まで幅広く演奏できます。
雅楽では、笛の他に篳篥(ひちりき)や笙(しょう)と共に「三管(さんかん)」と呼ばれる編成で演奏されることが多く、曲の旋律を主に担う楽器です。
龍笛は、主旋律の篳篥をなぞりながら飾り、彩る副旋律を担当することが多く、ときには主旋律も担当したりします。
軽やかでダイナミック、そして迫力のある音色で演奏に華やかさを添えます。
用途と演奏
龍笛は、主に宮廷音楽として発展した雅楽の演奏に使用されます。
雅楽は中国や朝鮮半島から伝来した楽曲をもとに発展したもので、舞楽(ぶがく)や儀式音楽に用いられます。
龍笛はその中で、特に「唐楽(とうがく)」という中国から伝わった曲目に多く使われますが、日本独自の「国風歌舞(こくふううたまい)」でも演奏されることがあります。
歴史
龍笛の起源は、奈良時代や平安時代にまで遡ります。
当時、雅楽は天皇家や貴族の儀式や宴で演奏されることが多く、龍笛はその中心的な楽器の一つでした。
現在でも、神社や宮中の儀式で演奏される雅楽の一環として龍笛が使われています。
龍笛の音色や楽器そのものは、現代でも日本文化の象徴の一つとされ、雅楽の演奏会や特別な儀式でその美しい音を聴くことができます。
大河ドラマ撮影時のエピソード
約2か月もの間、毎日繰り返し練習して挑んだという龍笛の演奏。
塩野瑛久さんにとっては楽器の演奏自体が未経験であり、かなりの苦戦を強いられたとのことです。
大河ドラマ内では塩野瑛久さんが演奏した音が使われたシーンもあるそうで、指導の先生から“説得力のある演奏をなさっている”と言ってもらえたそうですよ。